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訪日集客コラム

国内外で人気が高まるサイクリングツアー。日本でも観光や移動に自転車利用が増えている理由とは?

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国内外で人気が高まるサイクリングツアー。日本でも観光や移動に自転車利用が増えている理由とは?

アウトドア人気が高まる中、最近注目のアクティビティとは?

アウトドア人気が高まる中、最近注目のアクティビティとは?

コロナ禍より、密を避けてアウトドアを楽もうという人が増えています。どうしても人が密集してしまいがちな屋内施設よりも、屋外での軽いスポーツやBBQ、キャンプなどを家族単位で安心して楽しみたいという傾向があるようです。

アウトドアでのアクティビティの種類は非常に多くありますが、その中でも国内外でサイクリング・ポタリングツアーが最近人気上位となっています。ポタリングはまだまだ聞き慣れない言葉ですが、目的地・走行距離・速度などを特に定めずに自由気ままにサイクリングを楽しむことを言います。

最近都心部各所でも、自転車を他の人と共有するシェアサイクルの利用が増えていると実感している方も多いのではないでしょうか。さらにコロナ禍の影響で、通勤通学時に公共交通機関を避けて自転車利用に変える人も増えており、私たちの生活にとって自転車がより身近なものとなってきているのかもしれません。

一方で自転車に乗って楽しむアクティビティツアーでは、そのツアースタイルも様々となっています。

日本で特に人気のサイクリングツアーとは

日本で特に人気のサイクリングツアーとは

例えば、国内で有名なサイクリングツアーのひとつに「しまなみ海道サイクリング」が挙げられます。瀬戸内しまなみ海道には全長約70kmもある「サイクリングロード」があり、日本で初めて海峡を横断できる自転車道となっています。自転車に乗りながら島々を結ぶ橋と大自然の絶景を楽しめるのはもちろん、日本遺産や美術館・博物館、道の駅、神社仏閣、グルメなどといった多くの観光スポットが道中にあるため、自転車に乗りながら観光と自然を一度に楽しめるという魅力があります。

さらに、しまなみ海道エリア各所にはサイクリストが気軽に休憩に利用できる150以上の「サイクルオアシス」が設置されています。また、自転車のまま乗車できるサイクルバス・サイクルトレイン・サイクルシップが運行されていたり、宿泊施設にまで自転車の持ち込みが可能であったりとエリア全体でサイクリストへのサービスが充実しています。コロナ禍以前では年々外国人旅行者のレンタサイクル利用者数が増え、国内外問わず多くの観光客から注目されています。(出典:SHIMANAMI JAPAN はじめてのしまなみ海道サイクリング

いわゆる有名観光地だけではなく、日本のローカルな場所や食事を楽しめるようなサイクリングツアーは訪日外国人観光客から人気となっています。具体的には、短時間かつ小グループでガイドを受けながら、自転車で都内各地を巡ることで、よりリアルな日本を実感できるような体験型観光ツアー(コト消費)です。利用者はオンライン上で体験チケットを購入し、日本でサイクリングツアーを楽しむことができます。

日本が進める「自転車を活用した観光地域づくり」について

このように交通手段としても、娯楽としても人気となっている自転車ですが、国土交通省でも自転車は「日本が観光立国となるための要素」として注目しており、現在のインバウンド効果を全国へ拡大するために、自転車を活用した観光地域づくりが有望と考えられています。

「サイクル観光」について、「サイクルツーリズム(自転車での観光振興)を積極的に推進し、観光立国の実現を目指す」とし、そのために具体的には4つの施策が挙げられています。(出典:国土交通省 「サイクル観光 観光・イベント、もっとサイクリングを楽しむために!」より)

  1. 国際的なサイクリング大会に対する支援の在り方の検討
  2. 既設競輪場や公園等の広域的なサイクリングロードの整備推進活用の促進
  3. 「ナショナルサイクルルート」の創設
  4. 好事例の共有によるサイクルトレイン等の実施拡大
日本が進める「自転車を活用した観光地域づくり」について

③については、前述した「しまなみ海道」のサイクリングロードのように世界に誇れるサイクリングロードを国内外にPRするため「ナショナルサイクルルート」(仮称)の創設を予定し、訪日外国人観光客にも対応した走行環境についても検討するというものです。

④については、自転車を解体せず鉄道やバス車内に持ち込める「サイクルトレイン」・「サイクルバス」の運行実施を拡大していこうというものです。普段利用している電車やバスではまだあまり見慣れませんが、すでに全国52社62路線で実施されています。

例えば、富士急行では、2021年6月より、自転車、ロードバイクと一緒に電車に乗れる「富士急サイクルトレイン」の実証実験を開始しています。実施区間や利用時間帯に制限はあるものの、従来の自転車専用の袋に入れて電車に乗せるという手間がなくなります。「富士急サイクルトレイン」の路線エリアでは、自転車競技ロードレースのコースとなっているだけでなく、元々富士五湖周辺では多くのサイクリングツアーが実施されており自転車利用者も多くなる場所となっています。(出典:富士急行HP サイクルトレインより)

電車・バス以外にも、四国しまなみ海道のツアーや、北海道の人気サイクリングツアーは大手航空会社により航空チケット・宿泊施設・レンタサイクルのセット販売が特集されていたりもします。

日本が進める「自転車を活用した観光地域づくり」について

自転車に関わる環境がこんなにも整備されている背景のひとつには、「自転車活用推進法」の施行(2016年)もあります。この法律に基づいて、自転車活用推進計画が閣議決定(2018年)され、国が、地方自治体や企業や民間団体などといっしょに具体的に自転車の活用を推し進めていくことになりました。(出典:国土交通省 GOOD CYCLE JAPANより)

自転車は環境に優しいだけでなく、サイクリングを通じて健康な身体づくりにも繋がります。団体での観光ツアーのように集合時間に厳しい制限もなく、自分達のペースで行きたい場所を巡れるサインクリングツアーは、これから新型コロナウイルスによる様々な行動制限がなくなっていったとしても、観光のひとつの形として今後ますます注目が期待されます!

この記事のまとめ

  • 国内外で、サイクリング・ポタリングツアーが最近アウトドアアクティビティの人気上位となっている。
  • 日本では「しまなみ海道サイクリング」が海外からも注目される人気ツアーとなっている。一方で日本のローカルな場所や食事を楽しめる短時間のサイクリングツアーも訪日外国人観光客から人気が集まっている。
  • 日本では「サイクルツーリズム(自転車での観光振興)を積極的に推進し、観光立国の実現」を目指し、施策の実施や法律の施行がされている。

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